病気のコラム
2025.09.20
青井院木場院
救急・夜間診療
【獣医師監修】「少しだから大丈夫」は危険!犬・猫の誤食と応急対応
#病気の解説
私たち人間にとっては身近で安全な食品や薬でも、犬や猫にとっては命に関わる危険なものがあります。今回は、夜間に動物病院でよくご相談をいただく「誤食」について簡単にまとめました。
犬・猫がよく誤食してしまう危険なものの例
食べ物
- カフェインが含まれる飲食物(チョコレート、コーヒー、お茶など)
- 玉ねぎ・ニンニク
- ブドウ・レーズン
- キシリトール
植物
- ユリ(猫は特に危険)
- 一部の観葉植物
人の薬
- 鎮痛薬
- 風邪薬
- 抗うつ薬
生活用品
- おもちゃ
- 爪楊枝や串
- 電池
- タバコ
- 歯磨きシート
誤食によって起こる症状
摂取したものや量によって異なりますが、以下のような症状が見られることがあります。
- 嘔吐や下痢
- ぐったりして動かない
- ふらつきやけいれん
- 呼吸が苦しそう
- 血が混じった尿を出す
飼い主様にお願いしたいこと
「もしかして誤食したかも…」と思ったら、すぐに動物病院へご連絡ください。
その際、以下の情報をお伝えいただけると診察がスムーズになります。
- 食べてしまったもの(包装や現物を持参するとより安心です)
- 食べた量
- 食べてからの時間
- 現在の様子(意識状態や吐いているかどうかなど)
「少しだから大丈夫」と自己判断せず、必ずご相談ください。誤食は時間との勝負です。
動物病院で行う治療の一例
- 吐かせる処置
- 活性炭の投与(体内に吸収される前に毒素を吸着して排出)
- 点滴や利尿による排泄のサポート
※ご自宅で無理に吐かせることは絶対にやめてください。 誤食した物によっては吐かせることで逆に危険になる場合もあります。
まとめ
犬や猫の誤食は、ほんの少しでも重症化し、命に関わることがあります。
ご自宅でできる予防策としては
- 危険な食品や薬はわんちゃんや猫ちゃんが届かない場所に保管する
- 人の目が離れるときはケージで過ごすようにする
誤食に気付いたらすぐ動物病院へ相談していただくようお願いします。日頃の備えと早めの対応が、大切なご家族を守ることにつながります。
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